損益計算書は一定期間に会社が儲かったかどうかを教えてくれます。
ただ現金をどれだけ稼いでどれだけ使ったかを教えてはくれません。
損益計算書だけを見ていては会社は儲かっているのに現金は増えていない、
ということに気づかない可能性もあります。
具体例で簡単に説明します。
例えば宝石店の場合
<仕入れ>
4月に100万円のダイヤモンドを仕入れました。
5月に80万円のサファイヤを仕入れました。
6月に60万円のエメラルドを仕入れました。
<売上>
6月にダイヤモンドが200万で売れました。
7月にサファイヤが160万円、エメラルドが120万円売れました。
この場合、4月から6月の損益計算書は、
売上200万、原価100万、つまり3ヶ月間で100万儲かったと教えてくれます。
では、現金は100万円増えているのでしょうか?
実際に確認してみましょう。
ダイヤが売れたので200万入金がありました。
ダイヤモンド、サファイヤ、エメラルドの支払で240万円お金が減りました。
結果として、100万円増えるどころか40万円減っています。
損益計算書は100万儲かりましたと教えてくれているのに、
現金は40万減っているのです。
損益計算書の売上原価とは、売れた部分にのみ対応するものなのです。
損益とお金は一致しないのです。
他にも勘違いを生みやすい取引はたくさんあります。
例えば借金を返済してもお金は減りますが、経費にはなりません。
このような損益とお金の違いを理解するために必要なものが
次に説明するキャッシュフロー計算書です。
損益計算書についてもっと知りたいという方は
「板橋区・豊島区の税理士なら西山税理士事務所/会計事務所」までお気軽にご相談ください。